

異なる領域が交差し、手作りの空間で躍動する。芸大生たちが駆け抜けた濃密な日々
メンバーの軌跡を残す「花園アレイアーカイブズ」。今回は、2024年から2025年の間に共同アトリエを構えていた東京藝術大学油絵専攻の成田千里さんと寺西理央さんをご紹介します。バックグラウンドの異なる入居者たちとの交流や、仲間と壁から作り上げた空間づくり。二人が花園アレイで過ごした濃密な時間と、そこで得た「場」の価値について伺いました。 アートに向き合う現在地。油絵と立体、それぞれの表現 ──お二人は現在、東京藝術大学の油絵専攻で学ばれていますが、日頃はどのような制作活動をされているのでしょうか。 成田:私は油絵専攻にいるのですが、絵画よりも、木工や立体作品を中心に制作しています。空間に働きかけるような大きな作品を作ることが多くて、どうしても大学の中だけでは手狭になってしまうため、外にアトリエを構える必要がありました。それで、寺西たちと一緒に花園アレイで部屋を借りて制作拠点にしていました。 寺西:私は油絵を中心に、日本の美術史や古典絵画の要素を取り入れた絵画作品を制作しています。もともと日本の歴史や古い資料にすごく関心があって、そういった文脈を自分
6月24日
